俳優城桧吏(14)酒井大地(15)らが31日、都内で、映画「都会のトム&ソーヤ」(河合勇人監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

推理小説シリーズ「都会(まち)のトム&ソーヤ」が原作。類いまれなサバイバル能力を持つ中学生・内藤内人(城)と、財閥の御曹司で学校一の秀才である竜王創也(酒井)の2人が、天才ゲーム・クリエイター集団「栗井栄太」が仕掛ける数々の謎を解くために、推理と冒険を繰り広げていく物語。

映画初主演となった城は、「(役の)明るい部分とか友達思いな部分が、自分と似ているところがあると思うので、自分自身と照らし合わせながら演じることができました」と胸を張った。現場では「(酒井)大地と一緒に面白いことをして雰囲気を盛り上げたりとかしました」と座長として引っ張った。

2万人を超える応募のあったオーディションで選ばれた酒井は「(役は)一大財閥の御曹司で、学校一の秀才ですけど、ぼくは、小さな魚屋さんの元に生まれて、本当に勉強が全然できない人で…役を演じるのが最初は怖かったですけど、キャストの皆さんや仲間がいてくれたからこそ演じられたのかなと思います」と感謝した。城とは撮影時に変顔をしたり、ダジャレを言いあったり、ダンスをしたりして楽しんだという。

堀越美晴役で出演した豊嶋花(14)は「桧吏と大地はいつも私たちを笑わせてくれたイメージ。合間にみんなでゲームをしたり、ディズニーに行ったりとかもした。仲が深まった」と同世代キャストとの共演をしみじみ振り返った。

酒井と同じくオーディションで選ばれた渡邉心結(13)は、映画初出演。「撮影は何もかもが初めてで、本当に緊張していて、何をして良いか分からなかったんですけど、(豊嶋)花とかが最初から全部教えてくれて、マイクの付け方だったり。すごく優しいなって撮影の良い思い出になっています」と初々しく語った。

ももいろクローバーZ玉井詩織(26)森崎ウィン(30)市原隼人(34)河合監督、原作のはやみねかおる氏も出席した。