宝塚歌劇団は3日、星組2番手スター愛月ひかるが12月26日付で退団すると発表した。退団公演は「柳生忍法帖」「モアー・ダンディズム」で、兵庫・宝塚大劇場で9月18日に開幕(11月1日まで)。東京宝塚劇場は11月20日~12月26日で、同千秋楽をもって退団する。宝塚、東京の千秋楽にはサヨナラショーを行うことも決まった。

また、第一ホテル東京で11月3、4日、宝塚ホテルで11月7~9日にディナーショーを行うことも発表された。

愛月は07年入団の93期生。宙組に配属。173センチ長身で、舞台映えするスタイル。麗しく、品格を携えた立ち姿でファンを魅了し、10年「誰がために鐘は鳴る」で新人公演初主演。新人公演は通算4回主演した。

14年には「SANCTUARY」で宝塚バウホール初主演。16年「エリザベート」では、大役ルキーニを演じ、19年2月に専科へ移った。

その後、同11月に星組へ異動。星組新トップに礼真琴が就くと、新体制で、2番手スターとして支えてきた。

今年は「マノン」で、宝塚バウホール、KAAT神奈川芸術劇場で、3年半ぶり2度目の東上主演作に臨んでいた。