女優の鳳恵弥(おおとり・えみ=40)が3日、東京・築地本願寺ブディストホールで、舞台「シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~」(4日初日)の囲み取材を行った。

幕末に来日し、医学や外交、民俗学、博物学など多くの分野で活躍をしたシーボルトと、その息子であるアレキサンダーとハインリッヒらの活躍を描いた物語。昨年初演された作品で、今回は再演となる。

2度目の主演を果たした鳳。「私自身、昨年はまだ到達できなかったハインリッヒ像に今回、挑戦させてもらったことで、なんとか、どんどん近づくことができたのではないかなと思っています」と自信をのぞかせ、「監督、先輩方の布陣がすごく熱を持って舞台上で彩ってくれたおかげだと思っています」と共演者らへ感謝した。

同作について「日本を愛した外国の人がいたというのをしっかりとお客様に伝えたいと思ってやらせていただいた作品です。その思いが少しでもお客様に伝わって、安心してまた、明日から日本で過ごそう、頑張っていこうって思っていただける、勇気を与えることができる作品になっていたらなと思います」と力を込めた。

そのほか、渡辺裕之(65)竹若元博(50)若井おさむ(48)や木村ひさし氏、中野敦之氏、パッパラー河合(60)が登壇した。