19日に放送された、佐々木蔵之介主演のテレビ朝日系ドラマ「IP~サイバー捜査班」(木曜午後8時)の第6話の世帯平均視聴率が9・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが20日、分かった。

第1話の世帯平均視聴率は10・3%、第2話は10・4%、第3話は9・2%、第4話は6・5%、第5話は7・9%だった。

サイバー犯罪と人間ドラマが絡み合うミステリー。佐々木は超デジタル人間のサイバー捜査スペシャリストの安洛一誠を演じる。

有名漫画家・峯靖久(和田聰宏)の妻・里美(中村彩実)が自宅マンションで首をつって死んでいるのが見つかった。現場は“IoT”が導入された超高級マンションだったため、安洛ら京都府警サイバー総合事犯係に出場要請が入り、古宮山絆(福原遥)と多和田昭平(間宮祥太朗)が臨場。

里美のスマホがなくなった。マンションはエントランスやエレベーターから玄関まで居住者のスマホがカギ替わりとなるシステムが採用されていた。自殺するにしてもスマホがなければ部屋に入ることすらできない。

安洛が調べていくと、正午に里美が帰宅して以降、夫が帰宅し遺体を発見する夜10時まで玄関の解錠記録はなく、ベランダ側からの侵入者もありえないことが判明。防犯カメラにも誰ひとり映っておらず、現場が密室であることを図らずもマンションのIoTシステムが証明していた。デジタル密室犯行は不可能だと思われたが…