国村隼(65)葉山奨之(25)が21日、都内で、柳楽優弥が主演した「映画 太陽の子」(黒崎博監督)のイベントに登壇した。

日本の原爆開発を背景に、時代に翻弄(ほんろう)されながらも全力で人生を駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた。国村は日本の原子物理学の第一人者である大学教授を、葉山は研究室に所属する大学院生を演じた。

原爆開発の極秘任務を受けた石村修を柳楽が、戦地に向かう弟を、昨年7月に亡くなった三浦春馬さん(享年30)が演じた。有村架純は、修の幼なじみ・朝倉世津役で出演した。

豪華キャストのなかで、最年少だった葉山は「国村さんとは共演したことがあって。僕が最年少なので、とにかく足を引っ張らないように頑張ろう、個性強い中で、なんとか着いていこう。世界中の人たちに伝えなければいけない」と、緊張が続く現場だったという。

役作りについては「この撮影の前に、研究員みんなで勉強会がありました。どうやって(原爆が)作られているか、専門家の人に来ていただいて、教えてもらう機会がありました。そこで、このままではまずいという空気になって。みんなで広島いこうとなって、原爆ドームや資料館にも行きました」と話した。