日本テレビ「24時間テレビ44」(21、22日放送)が放送を終え、視聴率などが発表されたことを受け、同局の編成局編成部・田中宏史部長が23日、コメントを発表した。

以下は田中部長のコメント。

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「想い~世界は、きっと変わる。」をテーマにお送りしました44回目の24時間テレビ。

日本、そして世界で新型コロナウイルスの影響が長く続く中で、

今年の24時間テレビの制作チームは、昨年以上に感染拡大防止に努めながら

過去43回の繋ぐべき「伝統」と東日本大震災から10年の節目の年である24時間テレビとして臨みました。

情報・制作局はもちろん、スポーツ局、報道局、技術統括局など日本テレビ全社を挙げた「総力戦」。

コロナ禍で我々の日常が変わった中で、この先「世界がいい方向にきっと変わる」という「想い」を

様々な視点で伝えれたら…という思いで、番組制作を行いました。

そして今年はグループで初となるKing&Prince5人のメンバーがメインパーソナリティー、チャリティーパーソナリティーとして12年ぶり2度目となる菅野美穂さん、スペシャルサポーターとしてチョコレートプラネットの2人に務めて頂き、会場の両国国技館にて、全力で取り組んで頂きました。

2回目の総合演出となる橋本和明ディレクターを中心とした制作チームで感染拡大防止に努めながら、今年の24時間テレビを素晴らしい番組にしてくれました。

今年は、震災からの復興へ想いをつなぐ企画として、東京五輪で活躍された卓球金メダリスト水谷隼さん、レスリング金メダリスト川井梨紗子・友香子姉妹、バスケットボール銀メダリスト林咲希さんやラグビー元日本代表の五郎丸歩さんなど11名の方が福島で激走した24時間テレビ「募金リレー」企画やMISIAさん、天才ピアニスト紀平凱成さん、さだまさしさんによって制作されたチャリティーソング「歌を歌おう」を初披露する「想いを響け!日本に届けたい歌」などの企画を中心に出演者・制作全員が一丸となり、全国の皆様に「想い」を届けるというメッセージと感動を「全平均個人視聴率7.0%(歴代22位)、世帯視聴率12.0%(歴代29位タイ)」と多くの視聴者の方に支持して頂き、本当に感謝しております。

特に22日(日)のPART10(19時00分~20時54分)は個人12.4%世帯18.9%の高視聴率となり、24時間テレビ「募金リレー」企画ゴールなどへの注目度の高さだったと思います。

また「無気力生徒たちの吹き溜まり」だった高校で、教師たちが生徒たちの抱える問題を解決しようと奮闘する実話をもとにした24時間テレビドラマスペシャル「生徒が人生をやり直せる学校」は個人9.4%、世帯15.3%と多くの方に見て頂く事ができました。

世の中がこのような状況の中、たくさんの募金にご協力頂きました多くの皆様、本当にありがとうございました。

今後とも引き続きよろしくお願い致します。

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24時間テレビの全枠の世帯平均視聴率(関東地区)が12・0%で、全44回中、歴代29位タイだったことが23日、ビデオリサーチの調べなどで分かった。個人平均視聴率は7・0%で、97年以降の25回中、22位だった。

瞬間最高視聴率は22日午後8時49分で23・4%(個人16・0%)。2日にわたって展開されたチャリティー企画「復興への想いを繋ぐ 募金リレー」第10走者のTOKIO城島茂が歌のエールを受けながらゴールし、全100キロメートルを完走後、城島が感想を語る場面だった。

平均視聴率が最も高かったパートもラストの22日午後7時から同8時54分で世帯18・9%(個人12・4%)だった。