24日午前、ヨットでの太平洋無寄港往復横断に成功したキャスター辛坊治郎氏(65)が同日午後、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演し、約2万キロの航海を終えた心境を「むっちゃうれしい」と笑顔で語った。

辛坊氏は「行きは太平洋横断の目標があったが、帰りはヨットを日本に持って帰るだけのモチベーションなので、しんどいし、精神的にきつかった」と話し「皆さんのおかげで、生きて帰ってきました」。船では足を骨折。「暑いから、はだしでデッキの上を動き回っていたら、ブロックにカーンと打って、足の指くらい簡単に折れる」と笑い、「もう治った」とした。

今後は「普通のおじいちゃんに戻ります」。また「人はいつか死ぬので、講演活動でお金をかせぐ時間がもったいない。カミさんと旅行に行ったりする方がいい」。キャスター宮根誠司氏から「そんな人じゃない」と突っ込まれ、爆笑していた。

辛坊氏は13年の初チャレンジで失敗。今年4月、8年ぶりの再挑戦で日本を出発し、6月16日(日本時間17日)、米サンディエゴにゴールした。その日のうちに復路もヨットで帰国する意思を表明。サンディエゴ滞在わずか6日後にスピード出発し、話題になっていた。