米歌手マドンナ(63)が12日、米音楽専門局MTVが主催する最も優れたミュージックビデオやアーティストを選ぶMTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)のオープニングにサプライズ出演し、MTV開局40周年を祝った。

バーバリーのトレンチコートを着用してステージに登場したマドンナは、マイクの前でトレンチコートを脱いでセクシーなボンデージ姿を披露。来年歌手デビュー40周年を迎えるマドンナは、「40年ほど前に私は35ドルとダンスシューズを手にニューヨークにやってきました。タクシーの運転手にNYの中心に連れて行ってと頼み、タイムズスクエアでおろしてもらいました。19歳の私はおびえていましたが、それは最初の一歩にすぎませんでした。たくさんの努力をして、いつの日かニューヨークだけでなく、世界中に名を知られるようになることが分かっていました」と語り、自身とMTVが共に40年間のキャリアを続けてこれたことを祝福。「40周年おめでとうMTV!2021年VMAへようこそ」と開会を宣言した。

ステージを去る際には、観客に背を向けるとハイカットのボディースーツからは引き締まった臀部(でんぶ)がのぞいており、63歳とは思えないセクシーなお尻に人々の視線はくぎ付けとなり、大きな歓声と拍手が沸き起こった。SNSでもさっそくこの姿が拡散され、惜しげもなく披露したマドンナのお尻がトレンド入りしている。

マドンナはこれまでVMAで20の賞を受賞しており、1984年にはウエディングドレス姿で「ライク・ア・バージン」を歌って話題になったほか、2003年にはブリトニー・スピアーズとクリスティーナ・アギレラと共演してキスを披露するパフォーマンスで観客を驚かせたこともある。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)