モデルでタレントの南りほ(25)が15日に初のスタイルブック「Ree:」(宝島社)を発売する。韓国の「JYPエンターテインメント」で初の日本人練習生としても知られ、マルチに活動する南がこのほど、日刊スポーツの取材に応じた。【聞き手=大友陽平】

今、10代の女性を中心に「なりたい顔No・1」とも言われる南にとって念願のスタイルブック発売だ。

「発売できると聞いた時は、跳びはねるくらい喜びました。言霊のように、ずっと発売したいと言っていたんです。ファンの方からも出してほしいという声をいただいてました。本になると厚みが違います」

メーク法や私服コーディネートなどを紹介するほか、水着や下着カットのグラビア撮影にも挑戦した。

「25歳で大人にもなったので、挑戦してみました。いろいろな雑誌のモデルもやらせていただきましたけど、また違ったいろんな表情や姿が見られるんじゃないかなと思います」

撮影に向けて、自らのボディーメークにも励んだ。

「とにかく腹筋を割りました(笑い)。特にジムとかに通っていないので、家でできることを毎日コツコツとやっています。継続が大事です! 普段は女性ファンの方が多いのですが、男性ファンの方にも見てほしいです!」

芸能界入りを目指して高校入学とともに上京。あるオーディションの際にスカウトされ、「JYPエンターテインメント」で初の日本人練習生となった。

「とにかく何か目立つことが大好きで、小さい頃から芸能人になりたいというのは常に思ってました。1度やりたいと思ったことはやらなきゃ済まないタイプなので…。韓国に行く時も『行く!』って決めて。いろいろな世界も見られたし、日本の芸能界ともまた違った厳しさもありました。語学も学べたし、友達もできたし、いい人生経験になりました」

日韓でドラマ出演するなど活動の場を広げながら、昨年7月にYouTube公式チャンネルを開設。今では登録者数が19・5万人と人気で、インスタグラムのフォロワー数も20万人を超える。

「YouTubeを始めてから、本当にたくさんお仕事をいただいています。プリ機(Furyu「97%」でイメージモデル)もそうですし、今回のスタイルブックもそうです。最初はうまく視聴者に伝えられるのかなとか不安に思いましたが、いろいろ発信したことでお仕事にもつながっているので、YouTubeが私を成長させてくれました」

今後もモデル活動をはじめ、女優、そしてアーティストになる夢もあきらめていない。

「セールスポイントですか? 意外と何でもこなせるところかもしれません…。語学もそうですし、ダンスもやってきたので、いろいろなことに対応していけるかなと思います。アーティストという夢も捨てきれてないですし、女優業も、まだまだいろんなことに挑戦していきたいという気持ちはたくさんあります」

普段は“根暗”というが、YouTubeでは素の自分を出したトークも好評だ。バラエティー番組にも出てみたいといい「いつか(日本テレビ系)『しゃべくり007』に出て、いじられたいし、いじり返したいです(笑い)」

11月には26歳になり、20代も後半を迎えるが、今回のスタイルブック発売も契機にして、飛躍を誓う。

「30歳を迎える時に、皆さんの憧れの存在になっていたいです。今は10代の方にはたくさん支持していただいているんですけど、20~30代の人からも憧れられるような…。“南りほ”という、唯一無二の存在になりたいです」

◆南(みなみ)りほ 1995年(平7)11月1日、兵庫県生まれ。韓国のJYPエンターテインメントで初の日本人練習生をへて、日韓で芸能界デビュー。16年にテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」レギュラー出演。155センチ。血液型AB