嵐にとって初のライブ映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」(堤幸彦監督)のジャパンプレミアが15日、東京・丸の内ピカデリードルビーシネマで行われ、櫻井翔(39)と堤監督が登壇した。メンバー5人のパフォーマンスと、ファンの熱気で包まれたライブが映像でよみがえった。

この日は嵐の結成記念日で、同所限定の先行公開がデビュー記念日の11月3日に決まった。櫻井は「嵐5人と、スタッフもこだわり続けてきた日にちです。やっとお伝えすることができてうれしい」と喜んだ。全国公開日はくしくもリーダー大野智(40)の誕生日である同26日という。

同作では活動休止前ラストツアーとなった20周年記念ドームツアーの19年12月23日東京ドーム公演を、125台以上のカメラで撮影。ファン5万2000人で埋まった会場のステージで、松本潤(38)が「今から嵐のエンタメ始めるぞ!」と呼び掛け、相葉雅紀(38)と二宮和也(38)が顔を見合わせて笑い、大野が客席に手を振り、櫻井が感謝を伝えたりと当時の5人が躍動する。

櫻井は「あの時の皆さんの熱気やわれわれの思いを、真空パックのように閉じ込めたいと思っていました。今開くと時の流れを感じずに見られると思っています。嵐の5人、スタッフ、ファンの方々、撮影スタッフ全員で作った作品。『チーム嵐』を感じていただきたい。総力戦です」とアピールした。

この日は有働由美子アナウンサー(52)が司会を務めた。「初めてなんですよ、こういうプレミアのイベントは。格調高くやろうと思って最初ものすごく緊張しました」と明かし、堤監督から「そんなに前かがみにならなくて大丈夫ですよ」とフォローされた。その後も仕事柄か「尺管理」を気にする場面もあり、日本テレビ系「news zero」で共演する櫻井から「生放送でもないのに?」とツッコまれていた。