屋良朝幸(38)が16日、東京・シアタークリエで、17日に開幕する主演ミュージカル「ドッグファイト」(10月24日まで、同所ほか)の取材会に出席した。

ベトナム戦争前夜、米海兵隊員たちの間で行われるゲーム「ドッグファイト」をテーマにしたミュージカル。

91年の米映画が原作で、12年にオフ・ブロードウェーで上演。これまで日本で2度上演され、屋良は15年、17年に続く3度目の主演となる。キャスト、セットを新たにし、屋良は「新生ドッグファイトをやらせてもらってます」と笑顔を見せた。

海兵隊員を演じるため筋量を6キロ増やし、髪を20センチ以上切ったという。「ジャニーズ事務所に入って25年で初めてです」と短髪を新鮮に感じているようで、「伸ばすのが嫌になるくらい気に入ってます。でも、女の子受けはしないかも」と笑った。

先月末に新型コロナウイルスに感染し「人によって症状はまちまち。僕の場合は周りからするとすごく早く回復して、幸いだったと思う」と振り返った。在宅期間中は映像を見ながら個人練習。リモートで振り付けを教わるなどし「いろんな配慮をいただいて、いろんな方に感謝する日々でした。みんながいい空気感を作ってくれたので、すんなりと入れました。不安はなかったです」とキャスト、スタッフへの謝意を述べた。

屋良は「今のこういう時期に初日を迎えることは奇跡かもしれない。幸せなことだと思うし、千秋楽まで誰ひとり欠けることなく走っていきたい」と意気込んだ。昆夏美、藤岡正明、大久保祥太郎、壮一帆も登壇した。

愛知・日本特殊陶業市民会館(10月6日)、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(同21日~24日)でも上演。