浦井健治(40)が主演する、社会主義体制下のやるせない愛と人生を描いたドイツ発の戯曲「愛するとき 死するとき」(11月14日~12月5日、東京・シアタートラム)の出演者のコメント、ビジュアルが17日、解禁された。小山ゆうな氏が演出を手掛ける。

浦井は「この戯曲は今の時代だからこそ、とても心に刺さってくると感じてます。時代設定の中での、人の精神状態や、環境による葛藤。その中でも、人間は、青春を謳歌(おうか)しようとし、群像劇として立ち上がって見えるのは生きる力であって、老若男女、誰もが死を見つめながら、懸命に生きることを全うしようとする。助け合う。繋がろうとする。その心に、戯曲が時にポップに、時に淡々と、独特のリズムで迫ってくる気がします」とコメントしている。

高岡早紀は「シアタートラムは観客として足を運んでいましたが客席がものすごく近く、緊張感しかない劇場に私が立てることが、とても楽しみで仕方ありません。愛と死をテーマに、小山さんがどのような演出をなさるのか、ドキドキしながら稽古に臨みたいと思います」と期待を寄せた。

ほか、前田旺志郎、小柳友、篠山輝信、岡本夏美、山崎薫らが出演。名古屋、兵庫公演も。