落語家の林家木久扇(旧名木久蔵)が考案した「林家木久蔵ラーメン」を製造販売する福岡市の食品会社が、商標権の期限が切れているのに対価を支払わされたなどとして、木久扇さんの事務所(東京)に約4200万円の損害賠償を求め福岡地裁に提訴したことが17日、分かった。同日の第1回口頭弁論で、事務所側は争う姿勢を示した。

事務所ホームページなどによると、ラーメン好きの木久扇さんが1980年代に考案し、店舗展開や通信販売などを始めた。自らが長年出演するテレビ番組「笑点」でも自虐的に取り上げられ、広く知られるように。2007年の木久扇改名後も、商品名は変わらず販売されてきた。

訴状によると、食品会社は05年、事務所と1食5円の対価支払い契約を締結。今年になって商標権の期限が切れていることが判明し、同社は対価支払いの停止を求めたが、一方的に契約解除を通告され、出荷停止や在庫処分などの損害を受けたとしている。

商標権は、商品やサービスの登録商標の使用を独占できる権利。期間は登録から10年で、更新すればその後も権利が存在し続ける。(共同)