映画「君は永遠にそいつらより若い」(吉野竜平監督)の初日舞台あいさつが17日、都内で行われ、主演佐久間由衣(26)のほか、奈緒(26)、小日向星一(26)、吉野監督が登壇した。

主人公の友人役を演じた小日向は「監督から『(佐久間と)一緒にいても、男女の関係に絶対見えなさそうな男の子でいてほしい』と言われ、そうありたいと意識しました」と役作りのエピソードを語り、「佐久間さんが撮影の合間に話し掛けてくださって、自然と仲良くなれました」と笑顔で話した。

俳優小日向文世(67)の長男で、18年に俳優デビューしたばかり。「映像のお仕事でせりふをこんなにたくさんいただいたのは初めてで、うれしかった」と喜びを語り、「すてきな作品で、共演の方々もすてきな人ばかり。監督も優しくてすてきで」。朗らかなトークでステージをなごませていた。

作品は、芥川賞作家津村記久子のデビュー作を映画化。卒業間近の大学生が、暴力や児童虐待などの社会の闇に直面しながら成長する姿を描く。