唐沢寿明主演の日本テレビ系連続ドラマ「ボイス2 110緊急指令室」(土曜午後10時)第9話が18日、放送され、平均世帯視聴率が7・9%(関東地区、速報値)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は11・3%、第2話は7・6%、第3話は9・3%、第4話は8・3、第5話は9・6%、第6話は9・0%、第7話は8・6%、第8話は9・4%だった。

同作は、19年7月期に放送された連続ドラマの続編。主演の唐沢演じる敏腕刑事・樋口彰吾と、真木よう子演じる港東署の緊急指令室「ECU」の室長で、どんなかすかな音でも聞き分けることができるボイスプロファイラー(声紋分析官)橘ひかりが、通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で摘発」する。制限時間内に人々を救い出すタイムリミットサスペンスだ。

第9話で、樋口は、久遠(安藤政信)と内通し、石川(増田貴久)を殺害した片桐に銃を向けた。しかし、片桐はすかさず通孝に銃を突き付けた。憎しみに火をつけ、自分に引き金を引かせることが久遠の目的であることに気づいた樋口は、通孝を生きて解放することを条件に、あえて片桐に逃亡を許した。

その頃、海が見える別荘で現場のやりとりを聞いていた久遠は、自分の思い通りにならない樋口にいら立ちを感じていた。その目には、死んでもなお幻影となって久遠を責め立てる母親の姿が見えていた。