唐沢寿明主演日本テレビ系連続ドラマ「ボイス2 110緊急指令室」(土曜午後10時)最終話が25日、放送され、平均世帯視聴率が7・7%(関東地区、速報値)だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は4・2%だった。

第1話は11・3%、第2話は7・6%、第3話は9・3%、第4話は8・3%、第5話は9・6%、第6話は9・0%、第7話は8・6%、第8話は9・4%、第9話は7・9%だった。

同作は、19年7月期に放送された連続ドラマの続編。主演の唐沢演じる敏腕刑事・樋口彰吾と、真木よう子演じる港東署の緊急指令室「ECU」の室長で、どんなかすかな音でも聞き分けることができるボイスプロファイラー(声紋分析官)橘ひかりが、通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で摘発」する。制限時間内に人々を救い出すタイムリミットサスペンスだ。

最終話で、久遠(安藤政信)はマスコミの注目が集まる中、港東署に出頭した。取り調べにあたった樋口(唐沢寿明)とひかり(真木よう子)に、久遠は自分が送ってきた人生について語り出した。

一方、緊急指令室では、自殺した本部長・小野田が生前に久遠と交わした電話の内容が、インターネット上に公開されていることが判明した。県警トップが久遠に協力していたことが公になり、世間では警察に対する激しいバッシングが巻き起こった。

そして、供述を続ける久遠は、自分にとって樋口こそが真の「父親」だと告げた。樋口は、久遠が自分に執着し、執拗(しつよう)に絶望に突き落とそうとした理由を知り、怒りを爆発させた。しかしその時、県警本部の刑事部長・本田が間に入り、取り調べ半ばで久遠の身柄は本部に移されることになった。