毎年末恒例の京都・南座での「吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」(12月2~23日)が28日、京都市内で発表され、昨年88歳で亡くなった人間国宝、坂田藤十郎さんの三回忌追善狂言も上演されることが決まった。

午前10時30分開演の第1部で、孫の中村壱太郎らが「晒三番叟(さらしさんばそう)」を、息子の中村鴈治郎、中村扇雀らが「曽根崎心中」を演じる。

午後2時30分開演の第2部は、片岡孝太郎らによる「三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)」と、片岡仁左衛門と中村芝翫らが出演する「身替座禅」。

午後6時開演の第3部では、仁左衛門監修の「雁のたより」と、「蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)」。「蜘蛛-」では片岡愛之助が“5変化”を披露する。