お笑いコンビ、ナイツが9日、レギュラーのTBSラジオ「土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜午前9時)に出演。6日放送のTBS系「水曜日のダウンタウン(水ダウ)」(水曜午後10時)で不仲のベテラン漫才コンビ、おぼん・こぼんが歴史的和解を果たした舞台裏に触れた。

「水ダウ」では、おぼん・こぼんの2年間を追いかけたドキュメンタリー「おぼん・こぼんTHE FINAL」の後編を放送。こぼんの次女でタレント泉水(いずみ)いづみ(39)の結婚式に、おぼん(72)とこぼん(72)がそろって出席するかで、険悪な仲が修復されるか注目されていた。

「水ダウ」で進行役を務めていたナイツ塙宣之(43)土屋伸之(42)の2人は「結果的に和解しまして、この結果には感動しましたよね」と報告。「水ダウ」では、途中おぼん・こぼんが一時決裂し、おぼんが結婚式から退席する場面などもあった。出水麻衣アナウンサー(37)は「オンタイムで見ていたんですけど、こんなことテレビ局員が言っちゃいけないんですけど、早送りのボタン押しちゃって。早く次が見たい、って。生放送見てるのに。それぐらいくぎ付けになってしまいまして」と興奮ぶりを明かした。

出水アナが「ナイツのおふたりにとってもカロリー高かったのでは。生きた心地しないんだろうなって」と2人の心境を推し量ると、土屋伸之は「途中で(自分が)何言っているかわからなかった」。塙は「記憶がなかったからね。最後、(決裂で)終わったと思ってたんだよね。若干終わった空気になってて、おぼん師匠も帰っちゃったのかな、みたいに思っていた。そうしたらスタッフさんがおぼん師匠をずっと説得していた」と、舞台裏の緊迫した状況を説明。「結婚式だったから、こぼん師匠のご家族の知り合いとか来ていたから『まあ良かったですね、結婚式は無事終わって』くらいな感じだったから。あの後、俺たちが一番びっくりしてね」と、進行役の2人にとっても劇的な展開だったことを明かした。

塙は和解直後のおぼんから、ネタを書いて欲しいと頼まれた時が、安堵(あんど)の瞬間だったと説明。「『ヤホーのネタ頂戴』って言った時に、2年間やった中で初めてボケてくれたから。芸人さんだから、ボケてくれたから、芸人さんになれて。あそこでホッとした」。土屋によると、放送後、東京・浅草の演芸場、東洋館におぼん・こぼんがおそろいの衣装で出演した際は、「実際泣いていたしね、東洋館で若手たちは」と周囲への影響も説明。出水アナが「結果、やって良かったですね」と言うと、塙は「そうですね。これでしばらくはいいんじゃないかな」と応じた。

塙はラジオ冒頭からおぼん・こぼんネタ満載。上野動物園のパンダがシャオシャオとレイレイと命名されたことを伝える際は「ちょうど何日か前に、どんな名前になるか予想していた。まあ外れましたけどね。夜明けから未来へ、という意味を込めて『おぼんおぼんとこぼんこぼん』」。ノーベル物理学賞に決まった真鍋淑郎・米プリンストン大上席研究員(90)の話題では「地球の気候変動の研究されていまして、50年以上前におぼん・こぼんの冷却化を予想していた」とボケると、土屋から「どんだけおぼんこぼん師匠の話したいのよ」とツッコまれた。