女優松たか子(44)が15日、オンラインで、松尾スズキ(58)が手がける舞台「パ・ラパパンパン」大阪公演(12月4~12日、森ノ宮ピロティホール)取材会に臨み、松尾から、喜劇センスを絶賛された。

作品は、劇団「大人計画」の松尾が演出。鳴かず飛ばずの小説家が、未知のミステリー作を書くと宣言したことで、現実と小説世界が交差しながら物語が進むコメディー。

その小説家にふんする松は「推理、トリック、アリバイ…1つの場面がすごく激しく、パワーもいります」。コロナ禍で、稽古場ではマスク着用の日々だが「マスクも苦しいけれど、鍛えられるのかなと思ってやっています」と語り、充実した近況を報告した。

ただし、コメディーについては「私自身、おもしろいことを話せないし、やろうとすると失敗するから、とりあえず一生懸命しゃべっています」と、自信なさげ…だったが…。

これに、松尾が「謙遜されてますけどね」と切り出して「松さんは動きがおもしろいんですよ。無駄がない。コメディーは無駄な動きで間が崩れるものだけど、松さんは止まるところは止まる、動くところは動く。それができている」と絶賛していた。

公演は、11月3日の東京・Bunkamuraシアターコクーン(同28日まで)からスタートする。