柳楽優弥が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」(土曜午後10時)第1話が16日、放送され、平均世帯視聴率が9・2%(関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作は、高瀬志帆氏の同名漫画が原作で、中学受験の実態をリアルに描いている。柳楽演じる主人公の最強で最悪なスーパー塾講師・黒木蔵人が奮闘していく。

第1話で、中学受験当日に試験会場の正門前に日本一の合格実績を誇る「ルトワック」のカリスマ塾講師・黒木蔵人(柳楽優弥)が、雪の降る中傘もささずに立っていた。そこには、桜花ゼミナールで研修中の塾講師・佐倉麻衣(井上真央)をはじめとした塾講師たちが、受験生応援のために続々とやってきた。会場へ向かう受験生を見送っていると、そこに理科の公式を忘れてしまいパニックになっている桜花生が現れた。しかし、算数担当の佐倉はその生徒の質問に答えてあげられなかった。すると焦る佐倉をよそに、隣にいた黒木が淡々と公式を告げた。

生徒は安心した様子で会場へ入り、黒木にお礼を言う佐倉だったが、「研修中の講師を応援に送り込んで受験生をパニックにさせるなんて、桜花のやることは理解できない」と、黒木は痛烈な言葉を残して去っていった。

その2週間後、新学期を迎えた桜花ゼミナール吉祥寺校に、黒木が新校長としてやってきた。入塾説明会に集まった親たちに、「中学受験は甘くない。覚悟のできない者は、この場を去れ」と受験の厳しさを突き付けた。受験の残酷な現実に多くの親がショックを受ける中、なんと黒木は全員の第1志望合格を約束すると断言。その見事な演説によって、説明会の参加者全員を入塾希望者にした。