日向坂46が20日、名古屋・日本ガイシホールで、全国ツアー「全国おひさま化計画 2021」の千秋楽公演を開催した。アンコールで、毎年恒例のクリスマスコンサート「ひなくり」の開催を発表した。

キャプテン佐々木久美(25)が「皆さんに、ここでうれしいはずのお知らせがあるですけど、みなさん見てくれますか?」と呼びかけ、巨大スクリーンで「ひなくり2021」の開催決定を発表した。12月24、25日に千葉・幕張メッセで開催する。

佐々木久美は「クリスマス当日です。私たちは運命なんだよね、おひさま(日向坂46ファン)と。だからクリスマスを皆さんと一緒に過ごしたいということで。カップルの人も見に来てほしいです。デート先が『ライブ』みたいな。幕張は大きなイオンモールもあるので」と笑顔でアピール。

全国ツアーを振り返りながら、佐々木久美は「こういう時代に、こういう活動ができてるというのはすごく幸せなことだとツアーを通してあらためて感じました。いろいろ活動ができなくなってしまった時も、おひさまの皆様の声に助けられてばっかりでした。こうして皆さんと顔を合わせられる空間ができて、本当に幸せだなって思いました」としみじみ。

その上で「やっぱり私たちは、皆さんがいないとダメなんですよね。おひさまの皆様に支えられて、いつも活動しています。皆さんが『みんなのおかげで笑顔になれるよ』って言ってくださるんですけど、それは私たちのセリフです」と目を潤ませながら感謝を伝えた。

日向坂46は初の東京ドームコンサートを昨年12月に開催予定だったが、コロナ禍で延期となっていた。佐々木久美は「私たちには東京ドームっていう夢の場所があるんですけど、やっぱりこういう状況がまだ続いている中で、限られたおひさまの皆さんとしか時間を共有できないんじゃないかということで、今回は幕張でやらせていただくことになったんですけど、まだ、夢の場所をもちろん諦めたわけではないです」と力を込めた。

その後「やっぱり最近おひさまになってくださった方も、ずっと私たちを見守ってくださっている方もみんなで夢をかなえたいという気持ちで、今回は幕張メッセで『ひなくり』をやらせていただくことになりました」と説明した。

さらに、エース小坂菜緒(19)が現在活動休止中であることを踏まえ、佐々木久美は「ここにいるのは21人なんですけど、約束のあの場所でライブをする時は全員そろって、みんなで力を合わせて景色を見られたらいいなと思います」と続けた。メンバーたちは次々とうなずき、ファンから大きな拍手を浴びた。