乃木坂46生田絵梨花(24)が25日、自身の公式ブログを更新し、グループからの卒業を発表した。12月末をもってグループから卒業する。

「みなさんへ」のタイトルでブログを投稿。「2021年12月31日をもって乃木坂46を卒業します」と発表した。「中学3年生で入って24歳になるまで本当に幸せな10年間を過ごさせていただきました。随分前から卒業はどこかで意識していたはずなのに気がついたら離れたくなくなっていました。それほどみんなと過ごす日々が愛おしかったです」とつづり、「考えて、思い直して、考えて…の繰り返し。じっくり時間をかけて ようやく 旅立つぞ! と覚悟を決めることができました」と明かした。

さらに「突然このような形で発表になり、みなさんを動揺させてしまっているかもしれません。思い出を浮かべると、寂しくて仕方がないです。でも、この決心を受け入れてもらえたら嬉しいです」と呼び掛けた。

「乃木坂に入る前は堅物だった自分が、年少組で怖いもの知らずのまま突き進んでいるうちに、いつの間にか変な人になっちゃったっぽくて、笑 振り返ると恥ずかし~と思うことばかり…だけどなんだか眩しいね」と回想。「今はすっかり年長です。大人になっていくにつれて強くなれた気もするし、臆病になった気もします。笑うことも増えたけど、涙を堪えることも増えました」と明かした。

また「1人じゃどこかで潰れていたなぁって。どんな時も、どんな自分でも手を繋いでいてくれたメンバー、背中を押してくださったファンの皆さん、導いてくださったスタッフさん、支えてくれた家族、みんなのおかげでここまで歩んでくることができました。たくさんの愛を分けてくださって、本当にありがとうございます」と感謝をつづった。

今後については「卒業後も、形は変わりますが新たな生き方や表現を模索しながら皆さんと交わっていくことができたらとても幸せです」とし、「アイドルとしての人生は残り2カ月。10周年アルバムや、東京ドーム、歌番組、ミーグリ…卒業コンサートも12月に開催させていただける予定です。一つ一つみなさんへ想いを込めて大切に噛み締めたいと思います」と明かした。「乃木坂で巡り会えたことに心から感謝しています。大好きです」と締めた。

11年8月に乃木坂46の1期生オーディションに合格。清楚(せいそ)な雰囲気、バラエティーなどで見せる愛嬌(あいきょう)のあるキャラクター、グループ随一の歌唱力を兼ね備え、中心メンバーとして長年活躍した。「ロミオ&ジュリエット」「モーツァルト!」「レ・ミゼラブル」など多数の本格ミュージカルに出演し、舞台女優としての地位も確立してきた。

乃木坂46は今年8月に結成10周年を迎えた。同期の1期生は既に高山一実(27)が最新シングルをもっての卒業を発表しており、生田、高山が卒業すると残り5人となる。

卒業後もソロで活動を続ける。既に来年5月東京・日生劇場で上演のミュージカル「四月は君の嘘」への出演が発表されている。