NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の1日に放送された第1話の平均世帯視聴率が16・4%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、「あ~、あ~、聞こえますか」1925年(大14)3月22日、日本でラジオ放送が始まった。岡山の和菓子屋に橘安子が誕生した。実直な父橘金太(甲本雅裕)、優しい母小しず(西田尚美)、厳格な祖父杵太郎(大和田伸也)、しっかり者の祖母ひさ(鷲尾真知子)、やんちゃな兄算太(濱田岳)の家族に囲まれ育った。小学校3年生になった靖子は家ではあんこの香りに包まれた家庭ですくすくと育った。そんなある日の朝、靖子が起きると「手紙と一緒にラジオがあり「おじいちゃんがラジオを買うてくれた」と喜んで家族や職人さんに見せに来た。しかしそれは、算太が近所の荒物屋から盗んできたものだった。