米西部ニューメキシコ州で映画撮影中に俳優アレック・ボールドウィン(63)が小道具の銃を撃ち2人を死傷させた事故で、銃から発射されたのは実弾とみられることが分かった。地元捜査当局が27日、明らかにした。

現場から空砲や模造弾など約500発を押収。実弾とみられる弾薬も一部含まれており、当局が詳しい経緯を捜査している。

21日の事故では撮影監督のハリナ・ハッチンスさんが死亡、監督のジョエル・ソウザさんが負傷した。当局によると、ソウザさんの肩から鉛製の銃弾が見つかったほか、薬きょうとみられる遺留物も押収したという。

当時、ソウザさんはハッチンスさんの後ろにおり、ハッチンスさんが撃たれたのも同じ銃弾とみられる。米メディアによると、ボールドウィンに銃を渡した助監督は弾薬が入っていないことを意味する「コールドガン」だと伝えていた。

ロサンゼルス・タイムズ紙によると、現場では16日にもボールドウィンのスタントマンが使用した小道具の銃から弾のようなものが発射されるトラブルがあり、スタッフが「危険だ」と責任者側に報告していた。(共同)