日本発プロダンスリーグ「D.LEAGUE」の2年目となる21-22年シーズンのプレスカンファレンスが10月28日、都内で行われた。

昨年開幕したリーグの新シーズンは、昨季から新たに2チームが参画。全11チームが来年7月まで行われる12ラウンドで争う。さらに、昨季から抱えていた課題を解決する新ルールも次々と導入する。

Dリーガーの印象や個性の認識をより高めるために、野球やサッカーの背番号のように、1人1人に「ナンバー」を設定したり、これまで上位4チームが進出したチャンピオンシップに、ジャッジポイントで最上位と、オーディエンスポイントで最上位のチームがチャンピオンシップに進出できる「ワイルドカード」枠を設定。パフォーマンス順も、毎回決めるのではなく、どのチームもまんべんなく行き渡るように改善。その他にも審査方法や、生中継に解説をつけるなど、初年度に挙がった課題もうまく解決するようなルール変更も施している。

チーフクリエイティブアドバイザーのHIROも「ルールが新しくなって、パワーアップした新しい作品がたくさん出てくると思います。戦略も立てやすくなって、これまで注目されなかった部分も注目されると思いますし、よりダンスの深みを知ってもらえると思います」と期待した。

まだ始まったばかりのプロリーグで、新たなルールでさらに課題もあがるだろうが、試行錯誤も繰り返しながら、さらなる発展を願いたい。【大友陽平】