ヒップホップグループ、RIP SLYMEのPESが、17年までにグループを脱退していたことが分かった。1日、自身のツイッターなどで「20年以上色々ありましたがこれで終わりにします」などと経緯を報告した。

PESはツイッターに自身の活動を発信するSNSへのリンクを貼り、「RIP SLYMEインスタライブの件について」と題した文書を発表。その中で「2017年9月、様々な理由から今後RIP SLYMEのメンバーとして活動を続けることが困難であると判断し、事務所とグループを辞めさせていただきました」とつづった。

また「ここまで皆さんにお伝えする機会を模索していましたが、複雑な話であることや色々な出来事が重なる中で自分が公表できる立場にいるのかも分からず、彼らに関わりたくないという思いもあり遅くなってしまいました。こう言った形での報告になってしまい申し訳ありません。その後、彼ら3人には何度も心を折られているので、また同じステージに立つことは想像すらできません」と、現在のメンバーとの関係性にも触れた。

RIP SLYMEメンバーが、SNS上でたびたび5人での活動をにおわせる発言をしていることにも苦言を呈した。発言のたびに「私に否定的な意見が多く集まりました」とし、「彼らが何かするたびに私の知らないところで話を聞いたファンの方からまた質問が来るのではないかと怯えるようになっていました」。また先月8日に配信されたメンバーによるインスタライブでは、「私ともう一人の元メンバーを呼ぼうと言っていた」とし、対話を求めてリクエスト申請したことを説明。「以前に私の話をして欲しくないと彼らには伝えていたはずなのに、なぜ繰り返すのか、この話をどんな気持ちでどんな角度でどう捉えているのか、など実際に話したかったのですが相手にはしてもらえませんでした」。

今回の発表を「スマートではなかった」としつつ、「このまま物事が進んでしまい私の道義的責任が生じるのは非常に危険だと感じましたし、公にアプローチする事で観ている皆さんにも意見を選択してもらう材料をシェアしたかったので、今回の動きをさせていただきました」と説明。現在までにメンバーからのリアクションがないことについては「それが彼らの私に対する答えなのだろうと思います」とつづった。

PESは「彼らの所属事務所やスタッフの方々には、これまで数え切れないほどお世話になった末にこの様な形でご迷惑をお掛けしてしまい、不甲斐なく本当に申し訳なく思っています。ファンの皆さんにもどうかそこは分かっていただけたらと思います」と呼び掛けた。