大正から令和まで、4時代を生きた作家で僧侶の瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)さんが9日、心不全のため、京都市内の病院で死去した。99歳。06年に文化勲章を受章した。

前衆院議員の辻元清美さんはツイッターで「寂聴さんは私の2002年の議員辞職後『寂庵においで』と招いて下さり、約一カ月庭掃除をしながら自分の心と向き合うよう諭して下さった。このときの対話がなければ、私の心は折れていました。いま、あらためて寂聴さんの言葉をかみしめています。どうぞ安らかにお休みください」と悼んだ。