日本舞踊「正派岩井流」の岩井友見(70)が28日に、東京・国立劇場で、11代目岩井半四郎襲名披露の舞踊会「岩井会」を開催する。本来昨年5月に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2度の公演延期された経緯がある。

25日、11代目半四郎は、松竹を通じ、「一日千秋の思いで待ち続けておりましたので、胸の高鳴りをおさえることができません」とコメントした。

昨年9月には尊敬する花柳壽應先生さんが、今年5月には夫で俳優舟戸順さんが肺がんのため亡くなるなど、つらいことも続いたが「私よりもっとつらい思いをなさっている方々がたくさんいらっしゃると思います。これも1つの運命として乗り越えていかなければと思い、今回こそは何とか無事に晴れの舞台を開催できるようにと祈りながら、日々稽古に励んでおります」としている。