29日に放送された俳優窪田正孝(33)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ラジエーションハウス2~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9時)第9話の世帯平均視聴率が10・1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが30日、分かった。

個人視聴率は5・6%だった。

19年4月期のシリーズ第1弾「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」の第2弾。

第1弾から2年後、米国でのプロジェクトが一段落した天才放射線技師の五十嵐唯織(窪田)は、日本に帰国して甘春総合病院に復帰する。だが、新院長の灰島将人(高嶋政宏)の合理化の方針で、ラジエーションハウスの規模は縮小。黒羽たまき(山口紗弥加)、軒下吾郎(浜野謙太)、威能圭(丸山智己)、悠木倫(矢野聖人)は、それぞれ別の病院などに転職していた。唯織の幼なじみの放射線科医・甘春杏(本田翼)も病院を去り、放射線技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)や放射線技師の広野裕乃(広瀬アリス)、田中福男(八嶋智人)が立て直しに奮闘してた。だが、唯織の帰還に触発されたメンバーたちがラジエーションハウスに復帰。杏も戻った。

第9話で、「僕がずっと心から尊敬している医者は、甘春先生、あなたですから」。唯織から言われた言葉が頭から離れない杏。その唯織が研究チームの一員だったピレス教授の研究室のサイトを見ていた杏は「留学生募集」の文字に目を止める。

一方、田中は、最新の撮影技術を考案した、と言って脳外科医の渋谷(野間口徹)に自分を売り込む。だが、基礎が身についてないことを渋谷に指摘され、すっかり落ち込んでしまう。そんな田中に追い打ちをかけるかのように、別れた妻・幸子(猫背椿)から、再婚することになったというメールが届く。

ある日、ラジエーションハウスに、医療メーカーの営業マン・山田福造(石井正則)が現れる。山田は造影剤の販売を担当しているが、十分在庫があるという理由から小野寺に追い返されていた。そんな山田に、唯織が声をかける。唯織は、彼の左耳が聞こえにくくなっているのではないかと気づいていた。

そんな折、田中は、ひょんなことから山田と知り合う。同じ“福”という字がある名前にもかかわらず、不幸続きだという境遇も似ていることから意気投合する2人。その際、山田は、実家ですし職人をしている父親から跡を継いでほしいと言われていることを明かすと、冗談で一緒にやらないかと田中を誘う。すると元妻に再婚され、傷心中だった田中は、その話に食いついてしまった。