29日に放送された俳優綾野剛(39)主演のフジテレビ系連続ドラマ「アバランチ」(月曜午後10時)第7話の世帯視聴率が7・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と30日、分かった。関西地区は10・6%だった。

個人視聴率は関東地区で4・1%、関西地区で5・8%だった。

綾野が演じるのは謎の犯罪撲滅集団アバランチのメンバーで、元警視庁公安部外事三課の羽生誠一。3年前のテロ事件で、仲間たち5人が全員殉職し、唯一生き残った。他にさまざまな経歴の人間が集められ、悪と戦っていく。

アバランチのリーダーで警視庁特別犯罪対策企画室長の山守美智代を木村佳乃(45)。メンバーで特別犯罪対策企画室の西城英輔を福士蒼汰(28)、ハッカーの牧原大志を千葉雄大(32)、元自衛隊の明石リナを高橋メアリージュン(33)、元警視庁爆弾処理班の打本鉄冶を田中要次(58)が演じる。

第7話で、公安時代の上司・戸倉(手塚とおる)と素顔で対面した羽生(綾野)。ドローンカメラを通じて、山守(木村)らがその模様を見守る中、3年前に5人の仲間を死に追いやった偽装テロ事件の真相と、黒幕である官房長官の大山健吾(渡部篤郎)の真の狙いについて証言するよう迫る。しかし、戸倉はその答えの代わりに「3年前の事件を終わりにしよう」と銃口を羽生に向けた。

日本版CIA創設のため、犠牲や手段をいとわない大山によって張り巡らされていくアバランチ包囲網。正義のヒーローから一転、テロリストとして非難の的となっていった。