生田斗真(37)が2日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画「土竜の唄 FINAL」(三池崇史監督)の公開記念舞台あいさつで、前日1日にフジテレビ系で放送された「FNS歌謡祭」で、関ジャニ∞とともに映画の主題歌「稲妻ブルース」を歌った、裏話を振り返った。

「土竜の唄」は「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中で、シリーズ累計発行部数950万部突破の、漫画化高橋のぼる氏(57)の同名漫画の実写化。関ジャニ∞は14年の第1作「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」の「キング オブ 男!」、16年「土竜の唄 香港狂騒曲」の「NOROSHI」に続く、5年ぶりのシリーズ3作目&完結編でも主題歌を担当した。

生田は「今回、エンドロールで関ジャニ∞の歌がかかる。画面いっぱいにダイジェスト映像が流れ…見た時にグッときた。関ジャニ∞のみんなと過ごしてきた時間とか、今回の映画の相棒感を感じて…続けてきて良かった。仲間がいて、周りに支えてくれる人がいて、今の自分がいると思った」と感慨深げに語った。ただ、この日は登壇直後から、やや、のどが枯れており、壇上で何度か、せき払いを繰り返した。生田は「気合を入れて歌ったら声がかれた。『FNS枯れ』です…枯れちゃいけないんですけど」と苦笑いした。

観客との質疑応答で「FNS歌謡祭」の裏話をリクエストされると「最近、僕はインスタグラムを始めて。昨日の(舞台)裏でも『SNS用に撮ろうよ』と…。僕のカメラは特殊で、フォーカスを合わせるに時間がかかる」と振り返った。その上で「友人のカメラマンに『撮って』と言ったんだけど、関ジャニ∞、せっかちだから『このカメラ、時間かかるやん。はよ、せいや!!』と…カメラマン、焦っちゃって、焦っちゃって」と笑いながら明かした。

肝心の歌については「何か、こう…リハさせてもらうと、声、枯れちゃうんだよね。なかなか自分の思うような、ここというところより、2こくらい低い音が出たんだけど、自分に甘いので100点です。勢いで乗り切る」と胸を張った。質問したファンから「私は120点、つけます」と言われると「ありがとう」と言い、笑みを浮かべた。

「土竜の唄」は、ちょっぴりスケベだが、まっすぐで熱すぎる警察官・菊川玲二(生田)が、ある日突然、警察をクビになり、潜入捜査官“モグラ”に任命され、日本から麻薬を撲滅するため最凶のヤクザ組織のドンを逮捕すべく組織へ送り込まれる物語。今作では、過去最大の取引額6000億円麻薬密輸の阻止という任務に動く。