「新作落語のカリスマ」と呼ばれた落語家三遊亭圓丈(さんゆうてい・えんじょう)さん(本名大角弘=おおすみ・ひろし)が11月30日午後3時5分、心不全のため都内の病院で死去した。76歳。葬儀は近親者で営まれた。喪主は妻ユリ子(ゆりこ)さん。5日、落語協会が発表した。

300作以上の新作を発表し、影響を受けた落語家は圓丈チルドレンと呼ばれた。

▽落語芸術協会会長の春風亭昇太(61) 斬新な設定とストーリー展開は、まさに創作落語の革命で、創作落語に挑んでいるすべての落語家は影響を受けていると言っても過言ではありません。創作落語の象徴的存在でもあった圓丈師匠の業績をたたえ、一歩でも近づけるよう圓丈チルドレンの1人として努力したい。