柳楽優弥が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」(土曜午後10時)第8話が4日、放送され、平均世帯視聴率が5・6%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は3・5%だった。

第1話は9・2%、第2話は7・9%、第3話は8・0%、第4話は6・8%、第5話は7・4%、第6話は8・8%、第7話は6・9%だった。

同作は、高瀬志帆氏の同名漫画が原作で、中学受験の実態をリアルに描いている。柳楽演じる主人公の最強で最悪なスーパー塾講師・黒木蔵人が奮闘していく。

第8話は激しい物音と悲鳴の後、突然切れてしまったΩクラス島津順の母、優子(遠藤久美子)の電話から始まる。ただ事ではない様子に、黒木と佐倉(井上真央)は桜花を飛び出して島津家へ駆けつけると、家の前にはパトカーが数台止まっていた。家の中は家具や調度品が散乱しており、その中にただ1人座り込む父、弘(金子貴俊)の姿があった。

弘は順(羽村仁成)と優子は家を出て行ったと話す。優子は順を連れて桜花を訪れており、黒木は優子を落ち着かせようとするが、優子は弘との離婚を口にする。中学受験どころではなくなってしまう島津家。優子は順と一緒にしばらくの間実家で過ごすことを決め、その間、順は塾を休むことになる。

一方、桜花では生徒の保護者面談が行われ、各家庭の希望や事情に合わせて常に完璧なプランを提案する黒木。それに加えて校長業務や無料塾、スターフィッシュの運営も抱えている黒木は、連日人知れず夜遅くまで仕事を続ける。そんなある日、校長室で倒れている黒木を発見する佐倉。抱き起こそうとする佐倉だったが、黒木はその手を振り払う。そして黒木からある任務を託され…。