演歌歌手水森かおり(48)が8日、東京・港区の長谷寺に眠る徳間康快さんの墓前を訪れ、NHK紅白歌合戦に19年連続出場が決まったことを報告した。

徳間さんは所属レコード会社の元社長で、水森をいつも温かく激励してくれた恩人。紅白出場が決まってから始まった毎年恒例の墓参も、この日は初めての雨。水森は「徳間さんは晴れ男でしたのでいつも快晴でした。私は雨女なんですが、雨に流されスッキリした感じです。今年も紅白の出場が決まったことを報告させていただきました」。

紅白で歌唱する曲は未定だとし、毎年話題になる豪華衣装については「まだ言えないんです。言っちゃいけないと言われていて。見たことのないスタイル。びっくりする感じです」とだけ語った。

さらに、来年2月15日に新曲「九十九里浜」を発売することも発表した。ご当地ソングの女王として各地の曲を歌唱してきた水森だが、残った空白県は徳島、福岡、宮崎、千葉。水森は「千葉におじゃまするたびに、まだですかと言われてきました。やっと千葉を歌えます。子どものころ、犬吠埼によく海水浴に行っていました。えっ、九十九里じゃなない? すみません」。楽曲については「スケールの大きな曲です。いただいた時に、いい歌だなと思いました」。

昨年からのコロナ禍で、ご当地ソングをリリースしても、現地でのキャンペーンができない状態が続いていた。関係者によると、千葉県なら東京から近いということもあり、残る4県の中から選ばれたという。

毎年恒例となったプライベートの質問については「何にもないよ」とご立腹。クリスマスについても「いつもの1日です」。来年については「九十九里浜なので、ビッグウエーブを起こしたいですね」。