ももいろクローバーZが8日、さいたまスーパーアリーナで、ライブ「ももいろクリスマス2021~スーパーアリーナ大会~」を行った。毎年恒例の同ライブの有観客開催は19年の「ももいろクリスマス2019~冬空のミラーボール~」以来、2年ぶり。

リーダーの百田夏菜子(27)は「ようこそー!2年ぶりということでテンション上げ上げでございます」と笑顔で盛り上げた。

百田、佐々木彩夏(25)玉井詩織(26)高城れに(28)はそれぞれ、イメージカラーの色違い衣装で登場。高城は「クリスマスツリーみたいな感じ。グラデーションでそれぞれの色で作ってもらいました~!」とアピールした。

4曲を歌い終えると、佐々木が衣装を足に引っかけて横たわるアクシデントが発生。玉井は「2年ぶりに大箱ライブということで、衣装も新しく作っていただいて、ちょっとトラブルもありました」と笑顔で優しくフォローしていた。

アンコールでは、この日、誕生日を迎えたギタリストのマーティ・フリードマンが2011年以来10年ぶりにももクロのライブに参入し、「本当に幸せじゃー! みなさんのおかげで人生の中で一番楽しい誕生日でした」と喜びを爆発させた。

約3時間にわたり、新曲「BUTTOBI!」を含めた全23曲を披露し、駆け抜けた。  ファンは声援が送れない中、ペンライトを握り締め、必死にエールを送った。メンバーも盛大な拍手やペンライトの光に、全力で応えた。最後の曲「白い風」を歌い終えると、高城は「皆さん今日は来てくれてありがとうございました。2年ぶりにようやくこうやって、みんなとももいろクリスマスを無事に開催できたことが、ほんとにうれしくて、幸せいっぱいな気持ちです。終わったら寂しくなっちゃって」と目を潤ませた。

続けて「この2年間、普通が普通じゃなくなったり、当たり前にできてたことが思うようにいかなかったり、みんな困難にぶち当たりながら、2年かけて私たちに会いに来てくれたんだな、って思ったらすごく泣けてきちゃいました」と感涙。「また来年のクリスマスも一緒に過ごしましょう」とファンへ愛を込めた。

玉井も「ファンの皆様と同じ時間を過ごせていることが、こんなに幸せなことなんだなって。大変な状況の中で、集まってくださった皆さん、貴重な時間を割いて見てくださった皆さんに支えられて、今こうしてステージに立たせていただいているんだなと思います」と大粒の涙を流し、ファンへ感謝を伝えた。