アメリカ映画協会(AFI)が選ぶ2021年の映画トップ10が発表され、スティーブン・スピルバーグ監督がメガホンを取るミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」などが選出された。

AFIは毎年、文化的・芸術的に重要な業績を成し遂げた10作品を選出し、順位付けなく表彰している。今年はほかに、俳優レオナルド・ディカプリオと女優ジェニファー・ローレンスが主演するコメディ「ドント・ルック・アップ」、俳優ティモシー・シャラメが主演した「DUNE/デューン 砂の惑星」、俳優ウィル・スミスがテニス界最強の姉妹を育てた父を演じる「ドリームプラン」、サンダンス映画祭で4冠に輝いたろうあ社会を描いた「コーダ あいのうた」、ギレルモ・デル・トロ監督の最新作「ナイトメア・アリー」などが選ばれた。

一方、テレビ部門のトップ10には、ディズニー+で配信されたマーベルの「ワンダヴィジョン」やネットフリックスの「メイドの手帖」、HBOの「キング・オブ・メディア」などが選出された。また、世界的大ヒットで社会現象にもなったネットフリックスの「イカゲーム」と映画「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」が、AFI特別賞を受賞した。(ロサンゼルス=千歳香奈子)