タレント熊田曜子(39)の顔を平手でたたいたとして、暴行罪に問われた夫(38)の第4回公判が16日、東京地裁(深野英一裁判長)で開かれ、結審した。検察側はこれまでの公判での夫の証言も「不合理で信用できない」とし「動機に酌量の余地はない。真摯(しんし)に向き合っておらず、関係のない主張を繰り返し反省の情がない」と、罰金20万円を求刑した。

一方弁護側は、改めて暴行の無実を主張。夫は、7月の検察の取り調べで浮気について聞かれたことが公判で審議されなかったことに不満を漏らしつつ「なぜ(熊田が)うそをついたのかを客観的に評価して欲しかった。(裁判を)やる意味があったのかな? というのが率直な感想です」と話し、「3人の娘のためにも、やってもいないことを認めるわけにはいきません」と訴えた。判決公判は23日。