昨年大みそかに放送された「第72回NHK紅白歌合戦」(午後7時30分)の世帯平均視聴率の瞬間最高が、39・3%(関東地区)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。

瞬間最高を記録したのは午後11時42分で、優勝の結果発表を待つ場面、大トリのMISIAが「明日への思いを込めて歌いました」などと歌唱後の感想を話すシーンだった。

前回の瞬間最高は47・2%で、活動を休止した嵐がスペシャルメドレーの歌唱を終えた午後9時52分だった。

紅白の世帯平均視聴率は2日に発表され、午後9時からの第2部で34・3%を記録。前回20年の40・3%から6・0ポイント下げ、歴代最低となった。

2部制となった89年以降で最も低く、紅白の視聴率データが残る69年(第13回)までさかのぼっても最低の数字となっていた。