試着室をのぞき見した洋服店の店主が判明した。お笑いコンビ「ボルトボルズ」の弓川信男(41)だった。

前日14日に放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の第52話。ヒロインるい(深津絵里)とジャズトランペッターの大月錠一郎(オダギリジョー)が、洋服店「ダグラス」の試着室で抱擁するラブシーンに多くのファンが歓喜した。

このシーンの中で、ダグラスの店主が、2人の試着室での抱擁を鏡越しにのぞいてしまう。抱擁のあと、まさにキスしようかというその瞬間、鏡越しに錠一郎と店主の目と目が合ってしまった。店主は慌てて視線を宙にさまよわす。錠一郎が試着室のカーテンを静かに閉めたところでこの日の放送が終わった。

この店主を演じたのは誰なのか? 出演者の字幕スーパーに表示されなかったため多くの視聴者から「誰?」という声が挙がっていた。

店主役を好演した弓川はツイッターで「ついに!一瞬!本当に一瞬!朝ドラに出演できました。ダグラスの店主として。カムカムエヴリバディに出演できました。もう有難うございますしかない!」とつぶやいた。

弓川のツイートには「最優秀助演男優賞」「素晴らしい間合い」「MVP!」「最高の表情」「チラ見出来たなんて羨ましい!!」など多くの声が寄せられた。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。