昨年8月、新型コロナウイルス感染による肺炎のため82歳で死去した俳優千葉真一さんのお別れの会が22日、東京・増上寺で行われた。千葉さんが設立したジャパン・アクション・クラブ(JAC)メンバーらが発起人となり、誕生日に営まれた。

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俳優岡崎二朗(78)は、息子にも対抗心を燃やす千葉さんの性格を「天下の負けず嫌い」と振り返った。生前の千葉さんから映画製作を持ちかけられたが、「企画書を見ると、マッケン、郷敦を従えた千葉真一主演作品『グレートファーザー』」。千葉さんは「まだまだやる、ハリウッド映画、ラストワンだ」と意気込んでいたという。親子共演が実現しなかったことについては「どんなに悔しかったでしょう」と思いをはせた。関係者によると、アイデアマンの千葉さんには「息子を助さん格さんにした『水戸黄門』など驚くような考えがあった」という。大木凡人(76)池谷幸雄(51)らも出席した。