NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の28日に放送された第62話の平均世帯視聴率が18・1%(関東地区)だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第59話の18・5%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、回転焼き屋をオープンさせたるい(深津絵里)だったが、一子(市川実日子)のおかげで近所からの評判もよくなり、徐々に店の売れ行きもあがっていく。しかしるいには悩みがあった。トランペットを吹く以外は何もできない錠一郎(オダギリジョー)でもできる仕事はないかと考えていた。運良く自転車を手に入れたものの錠一郎は乗れず、近所の子供たちと練習する毎日。そんなある日、るいが倒れたと知らせが入った。練習していた錠一郎はとっさに自転車に乗って家に帰る。

るいは錠一郎に「おめでたやて。赤ちゃんいてるんやて」と告げる。錠一郎は「僕、お父さんになれるかな」とるいに言う。るいは「なれるよ。なってあげて」と話す。錠一郎はるいのおなかを優しくなでる。そして春、るいは女の子を産んだ。