展覧会「ミロ展-日本を夢みて」(東京・Bunkamuraザ・ミュージアム、11日~4月17日)のオープニングイベントが10日、同所で行われ、ナビゲーターで音声ガイドも務める俳優杉野遥亮(26)が出席した。

スペインの芸術家ジュアン・ミロは日本文化への深い造詣があったとされ、約130点の作品と資料から日本との関係をひもとく内容になっている。

杉野は「一足先に見させていただきました。展覧会も本物の絵を見たのも初めて。エネルギーをもらい刺激も受けました」。実際の作品を見て「パンフレットでは見ていたのですが、こんなに大きい作品だったんだと驚きました。色づかいも迫力も、見とれてしまいました」。

20年に、テレビ番組の撮影で、初めて訪れた外国がスペイン・バルセロナだった。「サクラダファミリアの真ん前に1週間暮らすという番組でした。その番組が縁で今回のお仕事をいただきました」。

音声ガイドについては「いいものができたのでは。100点といいたい。楽しい仕事で、勉強にもなり、ミロに興味はつきません。作品を楽しむ手段として聞いていただければ。ナビを聞いて、気付かない魅力や、感覚、視野が広がると思うので、それを体験していただければ」。さらに「自分の感覚でどう思うのかが大切だと思います」とも語った。