勝村政信(58)高杉真宙(25)による2人芝居「ライブ・イン・ザ・シアター」(東京・新国立劇場小劇場)が3日、開幕し、上演前に2人が会見した。劇場を舞台に芝居に生きる2人の俳優の悲喜こもごもを描く作品で、ブロードウエイをはじめ、世界各地で上演されてきた名作。年配で演技力のある俳優ロバートを勝村が、ロバートを慕いアドバイスを受ける若手俳優のジョンを高杉が演じる。

今作は26話からなる構成でせリフも膨大だ。勝村は「ようやくここまできたなという感じ。大変な芝居でよく間に合ったと思う。着替えながらしゃべっているし、セリフもでてこないし迷子にもなった」。高杉も「初日を迎えるのがウソみたい。みなさんとしっかりとやってきたことをぶつけたい」とそれぞれ語った。

2人は2度ほど共演しているが、本格的な共演は初めて。高杉が「ご一緒できたのはうれしい。たくさんのことを学び、ついていきたい。いろんなものを受け取ることもできた。こんな先輩はいません」と絶賛すると、勝村は「その部分(の記事)は太字にしてね」と笑いを誘い「最初は彼が中学生でした。純粋さを持ちながら成長した。彼の若さやエネルギーに引っ張られています」と話した。

東京公演(13日まで)のあと、大阪、広島、福岡、札幌、金沢を回る。