TBSは9日、オンラインで、4月期の番組改編説明会を行い、火曜深夜(深夜0時58分)に新ドラマ枠を設置することを発表した。

同局福士洋通編成部長は「この4月以降、深夜枠を起点としまして、デジタル領域、GP帯へ展開を仕掛けていきたいと考えております。GP帯のドラマ3枠にくわえて、新たに火曜深夜にドラマ枠を新設いたします」と説明。

「ターゲットは20代~30代の女性。恋愛ドラマが中心のラインアップを予定しております。配信ファーストのスキームで、地上波に先行して、有料配信サービスで最新話を配信していく予定です。GP帯と深夜枠を合わせて、ドラマ4枠でデジタル領域においてもしっかりと存在感を示して、TBSドラマのブランディングを加速させて行きたいと考えております」と戦略を示した。

新枠の設置について「若手クリエーターの挑戦の機会、育成の環境を確保するという狙いもあります」と明かした。

4月からは高橋ひかると宮世琉弥らが出演する「村井の恋」が放送される。同作は、電子コミックサービス「LINEマンガ」限定レーベル「ジーンLINE」で連載中で「次にくるマンガ大賞2019」Webマンガ部門で2位に輝いた同名漫画が原作。乙女ゲームの“推し”キャラクターに本気で恋をする女教師と、その女教師に恋をして猪突(ちょとつ)猛進にその感情をぶつける男子生徒の恋愛模様を描いたラブコメディーとなっている。