日向坂46が3月31日、初の東京ドーム公演「3回目のひな誕祭」の2日目となる千秋楽公演を開催した。

改名前のけやき坂46(ひらがなけやき)時代から目標に掲げ、2度の延期を経て実現した夢のステージ。同所フルキャパシティーとなる1公演約5万人、2日間で約10万人を動員した。ダブルアンコール「約束の卵」歌唱前、キャプテン佐々木久美(26)のスピーチ全文は以下の通り。

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東京ドームでライブするって、ずっと歌でも歌ってきて夢だったんですけど、いざ来てしまうと、あっという間だったなってすごく思います。

いろんなことありましたし、やっぱり東京ドームって特別な場所で。すごい楽しみにしていたんですけど、でもやっぱりうまくいかないなっていうこともすごくあって。でも、そういう思いをしているのが自分だけじゃないっていうのが、すごく心を強くしてくれるというか。メンバーももちろん、おひさまのみなさんも同じ気持ちでこういう空間を作り続けてくれているっていうのを、コンサートするたびに感じますし、この約束の地でコンサートをする上でより強く感じました。

私たちは日向坂としては3周年で3歳なんですけども、ひらがなけやきとして活動を始めさせていただき、最初は1人だったメンバーが、私たちが入って増えて、また二期生が入って来てくれて増えて。仲間の夢を応援して見送ることも経験して、それでもまた新い仲間が入って来てくれて。最初から、ひらがなけやきの頃から大事にしていた気持ちっていうのは、今も私たちの心の中にあるし、成長した部分もあるし、変わらないものもあるなって、すごく感じます。

でも日向坂になってより強く思うのは、おひさまの存在って偉大すぎるなってことで。私たちがこんなに大きすぎる夢を掲げても、こうやって実現できるっていうのは、おひさまの皆さんがいつも私たちの味方でいてくれるからで。そういうことを経験するたびに、私たちはもっと夢を見ていいんだ、って強く思えるようになりました。

加入したばっかりの頃は本当にネガティブな人間しかいなくて、みんなで「私たちなんか」って言って活動していたんですけど、その頃の私たちに言ってあげたいですね。「こんなにすてきなおひさまの皆さんが待っているよ」ってことを。(涙ぐんで拍手を浴びる)信じて進んできて、よかったです。本当にありがとうございます。

でも、まだまだ私たちは3年目で、これからかなえたいことも行きたい所もたくさんあるし、「約束の彼の地」と歌い始めていた時はここがゴールなのかなって思っていたけど、今日ここがまた新たな出発の場所となりました。ここからまた新しい場所を目指して、皆さんと一緒に夢をかなえ続けていきたいと思います。これからも日向坂46をよろしくお願いします。

(大きな拍手を浴びる)

新しい仲間も増えるしね。今オーディション募集中なんですよ。四期生が入ってくるので、もっと増えてね、パワーアップして。これからも最高の景色見ていきたいと思います! それでは皆さんの期待に応えまして、あの歌を最後にみんなで歌いたいと思います! 皆さんペンライト持ってますか~! ここであの歌を歌うと、きっとすてきな道が広がっていくと思います。みんなで一緒に、心で歌いましょう!「約束の卵」!