NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の最終週振り返りが9日に放送された。

最終回の第112話は8日に放送された。

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※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、ひなた(川栄李奈)とるい(深津絵里)は、再び来日した安子であるアニー(森山良子)と再会。そこでひなたはアニーから驚きの誘いを受ける。米国の大学で英語と映画の勉強を本格的にしてみないかというものだった。ひなたにとってアニーは「驚きの女神」だったのだ。

そして時は流れ、それぞれの人生にさまざまな変化が…。ラジオ英語講座とともに歩んだ家族の100年の物語がついにフィナーレを迎えた。

怒濤の伏線回収で「あの人」のその後も示された。

◆ひなた(川栄李奈) NHKの英語講座で講師となり活躍。アシスタント役のウィリアム・ローレンス(城田優)と映画村で再会。ウィリアムが「ビリー」であることが判明する。流ちょうな英語で話しかけ、ひなたの道を歩み続ける今後を示唆した。

◆るい(深津絵里)錠一郎(オダギリジョー) 仲良く岡山のジャズ喫茶「ディッパーマウスブルース」を継ぐ。るいは「おいしゅうなれ」とコーヒーを煎れ、錠一郎はピアノで作曲。お茶受けにはおはぎも用意されていた。錠一郎は相変わらずホットドッグのケチャップをこぼし、るいが拭いてあげている。

◆アニー(安子=上白石萌音、森山良子)米国の大学で英語と映画の勉強を本格的にしてみないかとひなたを誘う。ひなたにとって「驚きの女神」となった。るい、ひなたと3世代のヒロインがそろい「おいしゅうなれ」とあんこを作る場面も。カムカムは100年の物語だったが、安子は100歳になっても元気。

◆おはぎの少年 健一の口から「その後」が安子に示される。闇市で金太から商いの楽しさを教えてもらったのがきっかけで、その後も「御菓子司 たちばな」としておはぎを作り、売っていた。横須賀が本店で全国に支店がある。「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」のスポンサーにもなった。

◆きぬちゃん(小野花梨) 安子の親友。勇(目黒祐樹)がきぬの孫、花菜(小野花梨2役)を呼び安子に会わせる。きぬは夫の死後、体を壊し岡山県美作市に移り住んだ。だがアニーの出演したラジオを聞いていて「安子ちゃんじゃー」と喜ぶ。安子も「会いに行く」と語る。

◆桃太郎(青木柚) きぬの孫、花菜に一目惚れし結婚。京都の回転焼き屋を継ぐ。母校「京都西陣高校」の野球部監督に就任。息子の剣、安子のおい・ジョージを連れて雉真製のユニホームを着て甲子園出場を果たす。

◆健一(世良公則) 図らずも気に入りのおはぎの話が「おはぎの少年」につながっていく。その後、健一は亡くなり、慎一(前野朋哉)はトミー(早乙女太一)の付き人になる。健一と慎一の「ディッパーマウスブルース」はるいと錠一郎が継ぐ。トミーのトランペットは健在。

◆一子(市川実日子) お茶の先生を引退し、夫との時間を楽しむ。何と相手は「夫の田中」(徳井優)だったことが判明。娘の一恵(三浦透子)がお茶の先生を継ぎ、たくさんの弟子を抱える。夫の榊原(平埜生成)は定年まで映画村のために一生懸命働く。

◆吉右衛門(堀部圭亮) 安子と再会し喜ぶ。電気店は吉之丞(徳永ゆうき)が継ぐ。妻の小夜子(新川優愛)は町の子どものために学習塾を開いた。

◆すみれ(安達祐実) 破天荒将軍を演じた星川凛太朗(徳重聡)と離婚したが、モモケン(尾上菊之助)と再婚した。

◆算太(濱田岳) 写真で登場。安子が「最後まで踊っとったんじゃなー、お兄ちゃん」とつぶやく。