KAT-TUNが5日、代々木第1体育館で、全国アリーナツアーの東京最終日公演を行った。デビュー17年目、大人の魅力たっぷりのステージパフォーマンスを披露。多忙な中客席に駆け付けたジャニーズ事務所先輩のKinKi Kids堂本光一(43)や嵐の櫻井翔(40)に感謝した。

序盤で亀梨和也(36)は「声は出せないけど、心と体で思い切り愛し合おうぜ!」と呼び掛けた。上田竜也(38)が女性を含むダンサー10人と「Lollipop」でセクシーなダンスを見せ、中丸雄一(38)はメガネ姿でクールに特技のヒューマンビートボックスを披露。ファン1万3000人を魅了した。

中盤のトークで、上田が客席の堂本と櫻井を紹介した。ミュージカル「Endless SHOCK」で共演した堂本を劇中の役名「コウイチ」と呼び、以前から親交の深い櫻井は「アニキ」と呼び慕う。「コウイチとアニキ、略して『コニキ』! ありがとう!!」と叫び、中丸も「すばらしい先輩がいてうれしい限りです」と感謝した。

終演後に堂本は「久しぶりに見ましたけど、3人が本当にすてきな大人になったなって印象です」と称賛。櫻井は「会場を1つにした空間と、3人の、普段の素の感じが見られてよかったです」と笑った。上田は「光一くんがKAT-TUNのライブにいるというのが感慨深いですし、アニキはサプライズで来てくれたんですよ! 成長を見てくれているんだなと思うとうれしいです」と喜んだ。

今ツアーは自身3年ぶりにフルキャパシティーの動員で開催中。亀梨は「コロナ禍で無観客、動員制限と、1歩ずつ来ている。少しずつでも、エンターテインメントを進めていきたい」と誓った。ステージ上から堂本と櫻井に向けて「先輩、後でダメ出しお願いします!」と伝え、笑いを誘っていた。 【横山慧】