内藤剛志(66)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「警視庁・捜査一課長 season6」(木曜午後8時)の第4話が5日に放送され、平均世帯視聴率が9・3%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・3%だった。

警視庁の花形部署・捜査一課を舞台に、400人以上の精鋭刑事を統率するたたき上げの一課長・大岩純一(内藤)の熱き奮闘を描くミステリードラマ。

第4話では…。

バラエティー番組でも活躍する俳人・墨田凌雲(松澤一之)の遺体が川で発見された。大岩(内藤)らが臨場したところ、橋の上からきちんとそろえた草履と俳句をしたためた短冊が見つかり、飛び込み自殺かと思われた。だが、溺死に見られる生活反応が見当たらず、殺人の可能性が浮上。しかも、短冊に記されていたのが「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」という松尾芭蕉の有名な句だったため、一同は困惑する。くしくも凌雲の俳句教室に通っていたことがあるという運転担当刑事・奥野親道(塙宣之)は、高名な俳人である凌雲が辞世の句を盗むなどありえないと驚く。

まもなく凌雲の書斎で血痕が見つかり、自宅で殺害され、川に遺棄されたことが判明。書斎からは「きがさなり」と乱れた文字で書かれた短冊も見つかった。「季重なり」とはひとつの俳句の中に季語が2つあることを指すが、いったい凌雲はなぜそんな言葉を書きなぐったのか。

捜査を進めた結果、事件当日、3人の女性が凌雲の自宅を訪れる予定だったと判明。その3人とは、凌雲の新旧の愛人と、俳句教室の生徒であり、家政婦として出入りする川上美月(鷲見玲奈)だった。

実は、美月は3カ月前から奥野の自宅の家事代行も担っており、明るく美しい美月にすっかり魅了された奥野は彼女にプロポーズ。事件前日、その返事を聞くために会ったばかりだった。しかも、事件当日、奥野は凌雲の自宅をうかがう美月の姿を目撃していた。