斎藤工(40)が9日、東京・歌舞伎町ゴジラロードで行われた主演映画「シン・ウルトラマン」(樋口真嗣監督、13日公開)レッドカーペットイベントで、自らが劇中で変身するウルトラマンと同じ、全長60メートルの「シン・ウルトラレッドカーペット」を歩いた。

歌舞伎町ゴジラロードの先にある新宿東宝ビルの壁には「シン・ウルトラマン」の巨大ポスターが貼られているが、その上の地上50メートルには、新宿東宝ビル名物となっている、12メートルのオブジェ「ゴジラヘッド」がある。1954年(昭29)公開の映画「ゴジラ」の主人公ゴジラの全長と同じ、50メートルの高さから、ポスターに食い付くような様子を見て、斎藤は「良いサイズ感で、あそこにつながっているのも意義深い」と笑みを浮かべた。

斎藤は劇中で、防災庁の禍威獣(かいじゅう)特設対策室専従班、通称・禍特対(かとくたい)の作戦立案担当官でウルトラマンになる男・神永新二を演じた。斎藤は、脚本を担当した庵野秀明氏(61)が総監督を務め、興行収入82億5000万円を記録した16年の映画「シン・ゴジラ」にも、自衛隊の第1戦車中隊長・池田役で出演しており「『シン・ゴジラ』が成功したから、このプロジェクトは続いたと思っていますので、感慨深いです。最高。あの2ショットを見たい」と笑みを浮かべた。

この日はイベント前に、強い雨が降り始めたが100人の熱心なファンが集まった。斎藤は地上にあるウルトラマンの像と相合い傘をして見せ、ファンを喜ばせ「風邪、引かないでくださいね」などと温かい言葉を送り、気遣っていた。