水谷豊(69)の監督第3作の映画「太陽とボレロ」(6月3日公開)のイベントが11日、ロケ地長野県松本市で行われ、水谷監督、檀れい(50)が出席した。

解散を控えたアマチュア交響楽団を描いた作品。昨年撮影され、約1年ぶりに松本を訪れた檀は「松本の方は協力的で温かくこの映画を見守ってくださいました。無事に撮影できたのも松本の皆さんあってこそ」と感謝を語った。水谷監督も「作品に必要だったのは、自然が近くにあること。山、川、緑、そして風を感じられる街が良いということで撮影監督と相談し、すぐに松本に決まりました。本当に松本にして良かったと思いました」と振り返った。

アマチュア交響楽団がテーマということで、松商学園高校の吹奏楽部が、劇中にも登場するラベル作曲の「ボレロ」を演奏した。生徒から水谷監督に、劇中の演奏シーンは本当に演奏しているのか、という質問が。水谷監督は「ちょっと疑われているような…」と苦笑いしつつ「本当に演奏しています。吹き替えを使わないと事前にキャストに伝えていたので、コロナで撮影が延びた1年、皆さん必死に練習してくれました」と明かした。